2015.12.06
鈴鹿セブンマウンテン・ファストパッキング【4】
前回【3】から間が空いてしまいましたが、鈴鹿セブンマウンテン・ファストパッキングの続きです(笑)
【DAY 2】
2日目の朝は6時に起床し、長い一日に備えてしっかりと朝食を摂ります。
アルプスのテント場と違い、山の中で目覚める朝はやっぱり気持ち良いですねー。
ちなみに今回の幕は写真一番左の「TERRANOVA / TARP 1」にバグネットを追加したセット。
寝袋とマットは「OMM / MOUNTAIN RAID 1.6 + KLYMIT / INERTIA-X LITE」で朝まで快眠でした。
(明け方で気温8℃くらいかな?)
2日目も長い行程を考えると余りのんびりもしていられないので、朝食を摂ったらササッと撤収。
仕事の為に名古屋へ戻るタカ君とイノッチさんにお別れして、いざ2日目の旅がスタート!
1日目との最も大きな違いは、鈴鹿をホームマウンテンとして遊んでいるキョウヘイ君が先頭でナビってくれる事。
地図で道を確認しながら進まなくてもいい分、かなり順調なペースです。
朝のヒンヤリとした空気の中、1日目で辿って来た山々とは全く違った雰囲気の森を進みます。
根の平峠から杉峠までのルートは何度か来ていますが、本当に気持ち良いトレイル。
水も豊富で、森が生き生きとしています。
途中、ルート脇を流れる沢で1日分のおいしい水を確保!
鈴鹿の水はそのままでも飲めるくらい綺麗なんですが、野生動物も数多く生息しているので、念の為に浄水器「SAWYER MINI」を使用。
小一時間程で枯れた大杉がシンボルの杉峠に到着。
ここからセブンマウンテン4座目となる雨乞岳へアタックです!
杉峠から雨乞岳に向けて、まずは急登から・・・。
食料が減っても重量はあまり変わらず、パックの重みで足が重い。
出来るだけ大きな筋肉を使う意識で1歩づつ登っていきます。
急登を登りきると、そこは一面ススキの道。
前を歩く2人が見えないくらいの高さです!
更に進むと今度は開けた笹原に変化。
相変わらず様々な表情を見せてくれる鈴鹿の山は景色に飽きる事がありません。
大きな岩があれば、とりあえず全部登りたくなる衝動(笑)
ここからの展望も素晴らしかった!
雨乞岳はもうすぐそこです!
雨乞岳を制し、お隣にある東雨乞岳のピークから見た、御在所と鎌ヶ岳。
ゴールとなる入道ヶ岳は、鎌ヶ岳の更に奥。
まだまだ遠い(笑)
セブンマウンテンのルートで最も悩ましいのが、御在所と雨乞岳の位置関係。
根の平峠から御在所へ登り、そこから雨乞岳経由で武平峠を目指すルートと、雨乞岳を先に登り、後から御在所経由で武平峠へ降りるルート。
僕達は時間的な制約もあった為、雨乞岳から御在所までは、キョウヘイ君のナビで一般登山道ではないバリエーション的な最短ルートを選択。
このルートで御在所に上がれた事で、時間的には1時間近く短縮する事が出来ました。
頂上手前の御嶽神社で旅の無事をお参り。
セブンマウンテン5座目となる御在所の頂上にて旅の仲間と一緒に記念撮影。
ご存知のとおり御在所岳はロープウェイで一気に上がれてしまうので、頂上付近も観光地と化していて、個人的にあまり良い印象はありませんでした。
ですが、険しいセブンマウンテンを縦走してくると、ある意味で御在所岳の賑わいも他のセブンマウンテンとは全く違う個性として楽しめてしまうから不思議です(笑)
それならそれで、思い切り御在所を楽しむのもあり!っと言う事で、レストランまでスキー場のリフトで移動(笑)
それまでの山々とのギャップがあり過ぎて、みんな妙にテンションが上がる(笑)
お昼御飯はレストランアゼリア名物の御在所カレーうどんセット!
ファストパッキングや縦走登山はストイックなイメージをお持ちの方も多いですし、実際にストイックな山行となる場合もありますが、あくまでも「旅」だと思っています。
なのでこんな風に寄り道して観光したり、ご飯を楽しむのも全然ありです!
無心でカレーうどんを堪能。
ここまで最短ルートで短縮した1時間を目一杯使い(笑)、2日目後半戦に向けてゆっくり大休憩。
御在所岳からは一旦「武平峠」に下り、そこから鎌ヶ岳へ。
セブンマウンテンも残すところあと2座!
続く