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鈴鹿セブンマウンテン・ファストパッキング【3】

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前回【2】の続きです。

 

s7m-18

笹原の竜ヶ岳から石榑峠まで一旦下ったら、また登り返し。

と言うか、ここから釈迦ヶ岳まではきついアップダウンの連続が始まります。

 

s7m-19

一つ一つは大きく無いものの、100m登って50m下って、また80m登って、60m下って・・・と言った具合で、水平方向への移動は殆ど無く、終始登りか下り・・・。

石榑峠から釈迦ヶ岳の頂上までは、距離にして6km程なのですが、とにかく遠く感じました。

 

s7m-20

そんな厳しいアップダウンのセクションを誰よりも楽しんでいたフルマークスのタチさん。

UTMF、UTMB、レユニオン等、国内外の100マイルレースをボロボロになりながらもしぶとく完走してきた強さは伊達じゃありません(笑)

後に一日目で一番楽しかったのは、このアップダウンセクションだったと語っていました・・・。

 

s7m-21

同じくUTMF、UTMB、信越五岳等を完走しているロータスのノブ君も、コンディション万全では無いにも関わらず、顔色一つ変えずに進み続けていました。

そして寒さにも強い・・・。

この半袖短パン姿からは穏やかなポカポカ陽気しか想像出来ませんが、実際は風が強くて僕はかなり寒かったです(笑)

 

s7m-22

柔らかい日が差し込む森を越え・・・

s7m-24

秋を感じるススキの縦走路を進みます。

 

s7m-23

日没が早いこの季節、16時を過ぎると陽が傾き始めます。

 

s7m-25

セブンマウンテン3座目の釈迦ヶ岳をクリアした後、1日目の目的地となる根の平峠まではアップダウンを繰り返しながら徐々に標高を下げていくので、まだまだ先は長い。

そうこうしている間に太陽は鈴鹿山脈に沈み、ここからはヘッドランプを装着して暗闇の中を慎重に進んでいきます。

 

s7m-26

根の平峠へ降りる途中、木々の間から四日市と名古屋方面の夜景が見えました。

縦走路を進んでいる間はとても深い山に入っている感覚なのですが、すぐ近くに街が見える鈴鹿山脈。

わざわざアルプスまで行かなくても、こんな近くにも素晴らしく贅沢な環境があります。

 

19時を過ぎた頃、予定より遅くなったものの、ほぼ計画通りの12時間で初日のビバーク地点に到着しました。

寝床の準備をする前に、まずは無事に初日を終えられた事をビールで乾杯!

山で飲むビールは何でこんなに美味いんでしょうねー!

テントを設営して温かいご飯を食べると、すぐに疲労と眠気が襲ってきて3人とも即効で撃沈(笑)

深い深い眠りに落ち、あっと言う間に2時間程経った頃、落ち葉の上を歩く音と話声で目が覚めます。

 

真っ暗闇の山中に、合流組の3人が到着!

その手には袋一杯の補給物資がー(笑)

 

s7m-27

早速、到着したキョウヘイ君、タカ君、イノッチさんを含めたみんなで宴会スタート。

衣食住は全て自分で背負って歩き(走り)通すストイックな考えの山行も良いですが、たまにはこうして頼れるものには全て頼るっていうのも悪くありません(笑)

とは言え、疲れていたので僕は差し入れのラーメンを食べたらすぐにまた眠くなり、寝袋に潜り込んで朝まで爆睡でした・・・。

 

DAY2へ続く。

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