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針ノ木~鹿島槍ヶ岳北峰 1泊2日

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こんにちは、ダイゴ(ディエゴ)です。

遂にSTAFF BLOGに、こばさん以外のスタッフ登場です!笑

簡単に自己紹介すると、こばさんと同い年で名駅メイン(現在はCORE)で店頭にかれこれ3年以上在籍しています。

どんな風貌の野郎かは最後の方に写真があるので、ぜひお付き合い下さい!

 

さて、こばさんが某ハード山行をこなす中、時をほぼ同じくして僕は後立山連峰へ。

一日目は扇沢から針ノ木雪渓で標高を上げ、稜線上を冷池山荘まで。

二日目は鹿島槍北峰まで行き、引き返して種池山荘から柏原新道で扇沢へ下るルート。

それでは、スタート!!

どーーーんっ!開幕数分で、この景色!

テンション上がるのと同時に、今からあそこまで登るのかという億劫ではないけど夢見心地な気分。

これから始まる冒険に胸を躍らせていると、アッという間に「大沢小屋」に到着。

今年で創設100周年という歴史ある山小屋。

アイゼンの貸出サービスも行っているので、ミニマムな装備を希望の方は利用するのもアリ寄りのアリです。

どこかドライな僕はと言うと、小屋に立ち寄ることなく通過。

間もなく雪渓の取り付き地点。

苦い記憶が蘇ります。

そうです、僕がここへ来たのは初めてではなく、過去にムースの大柄ひげ系スタッフK君と来ました。

詳しくは割愛しますが、「魂の撤退」をして敗北した過去。

2人にとっては忘れもしない伝説の山行回です。笑

そんな話はどうでも良く、僕も軽アイゼン・ヘルメットを装着して、ガンガン直登。

斜度の一番キツい“のど”と呼ばれる箇所も通過して、振り返ると雪耐性のない僕は足がすくみます。

振り返ってはいけないと脳が命令を出している感じがしたので、足早にハイクアップ。

ひたすら足を前に運ぶと、夏道へと変化。地に足着いた感覚に安堵。

軽アイゼンを脱ぎ、最終水場へ。

実はこの先、無料の水場はゼロ。水が貴重なこのエリアでは小屋でも基本は購入するシステム。

持参したウォーターキャリーを満水にしてバックパックが重たくなります。こればかりは、しゃーなしです。

そして針ノ木小屋(峠)に到着!あの日のリベンジ達成!

針ノ木峠から望む槍穂方面。

今頃こばさんは北〇尾根から・・・ネタバレ厳禁なので今後のブログ更新に期待下さい!

握り飯1つを平らげ、針ノ木岳のピークへ向かいます。

ライチョウさん!近くにヒナさんもいました!

彼らとは最近よく会いますが、アイドルと呼称されるだけあり、思わず足が止まりシャッターは止まりません。

こちらのペースをかき乱すある種、罪な鳥です(←褒めてます)。

まだ先は長いので休憩もそこそこに。

え!歩きにくい!ここは針ノ木岳の北面直下。

写真の通り、ザレてます!踏み固められてもないので慎重に足を捌きます。

ここからスバリ岳、赤沢岳、鳴沢岳、岩小屋沢岳とピークを踏んで進むのですが、

ヤマレコアプリのグレーディングはずっと「C」。歩くペースも通常時より遅くなります。

こんな箇所や、、、

こんな箇所も。

谷底がガスって見えないのも怖さを助長。嫌な感じです。嫌いではありません。

去年、裏銀座を歩いた時の烏帽子岳~船窪小屋セクションを思い出します。

計画よりも時間をかけながら、オレンジ屋根の種池山荘へ!(写真は爺ヶ岳方面より)

ピザが名物みたいです、ビールとのペアリングを考えると涎が出そうなので、考えずにスルー。

爺ヶ岳稜線は気持ち良かった!絶品!最高!

爺ヶ岳には南峰・中峰・北峰がありますがピークを踏むのは北峰を除く2峰。

こちらは赤い屋根の冷池山荘。

画像上部のガスの切れ目に黄色いテントが見えるかと思いますが、そこがテント場。やや斜め。

テント設営後にビールを流し込みましたが、気分がぶっ飛び過ぎて写真は撮っていません。笑

ちなみに宿泊者へは貴重な水1Lのサービス。感謝。

Day1はこれにて営業終了。おやすみなさい。

Day2。

朝特有の柔らかい光が、徐々に黒の世界に彩りを。美しいです。

ところで皆様、夜中にトイレに行くのは結構ですが赤色灯モードを使っていますか?

夜中に白色灯の眩しさで3回起きました、頼みますよ、、、。

美しい景色から一変、いきなり毒を吐いたナイスな朝です。

まだ僕ら人間も、山も、植物たちも完全に目が覚めていない状態の中、歩きます。

不要な荷物は小屋へデポしたので、身軽で嬉しい。

個人的には荷物は必ずしも軽ければいいとは思っていません。

僕なら重たいカメラを持つように削ぎたくない部分のために衣食住の何のどの部分を削ぐか、考えるのが楽しさだったりします。

とは言え、やはり身軽さは武器。昨日の終盤戦よりも圧倒的に速く、スタスタと進みます。

まずはシンメトリーな山容の綺麗な布引山へ。

気持ち良いです、すごく。

ここをゴツい装備で歩いている人は恐らく八峰へ行くのでしょう。お気を付けて。

剱岳!かな?って思いながら撮りました。違っていたら、ごめんなさい。

さぁ、鹿島槍ヶ岳南峰へ!良い形してます!

到着!

ちなみに影絵でピースしてます。

30歳にもなってそんなことするなよって思った方へは謝るので、ぜひCOREへ。

稜線が重なり、最奥に槍穂稜線。ボス感。

手前の種池山荘も良き存在感。

雲より遥かに高い場所へ、一歩一歩の小さな積み重ねで辿り着く行為こそ、登山。

少しの時間、景色を堪能して、いざ最後のピークへ!

ここから北峰へは前述のグレーディングは「D」を指し、ややスリリング。

南峰を踏んで、ピストンする方が多かった印象。

南峰の北側直下は中々やらしかった。

転倒すれば、もちろんタダでは済まない。

時間を掛けてでも、緊張感を持って、慎重に。

北峰到着!

改めて、はじめまして!ダイゴ(ディエゴ)です!

山頂標にも負けないくらい棒状の体型です。

話は山行へ戻り、最近ピークを踏んでも達成感とか感動の昂らないドライな感じでしたが、今回はなぜか昂りました!

充実して良い山行だったのかもしれません。来て良かったー!

残念ながら、八峰方面はガスで見えず。いつか挑戦します!

さぁ、引き返して帰るか、、、。憂鬱な下山の時間が待っています。

力水となるコーラでパワーをチャージ。

コーラって好きじゃなくて、地上世界では10年以上飲んでいません。

でも、山では一年に数回は飲みます、美味しく感じます、不思議なドリンクです。

上空世界に別れを告げて、下降開始!

下山が雑!

はい、もう完了です。

長い道をひたすらに下りました、途中1箇所だけ雪渓の小トラバースがありました。

にしても、楽しかったなぁー。

長野のソウルフード“テンホウ”を食して、おしまい!

 

今回はここ数年愛用する「ARC’TERYX Cormac Crew SS」に「ARC’TERYX Incendo Short」を合わせて、行動しました。

後者のショートパンツは左ポケットへスマホサイズの部屋があり、足を捌く中でスマホが動かないのでストレスフリーなニクいパンツ。

ロングパンツも同様に展開していますので、気になった方はCOREへ遊びに来てみて下さい!

最後まで読んで頂きまして、ありがとう御座います!

それでは、またの機会に~!

CORE ダイゴ(ディエゴ)

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