2025.08.04
槍ヶ岳北鎌尾根 穂高連峰縦走Part2
こんにちは!こばです!
前回の続きで、槍ヶ岳の北鎌尾根と穂高連峰を2泊3日で縦走した山行の後半を書いていこうと思います!
前回の記事→槍ヶ岳北鎌尾根 穂高連峰縦走Part1
後半は、穂高連峰縦走編!
槍ヶ岳から大キレットを通り北穂高小屋で泊まり、ジャンダルム、西穂高岳を登り、上高地に下山しました。
槍ヶ岳山荘でゆっくりした後、穂高連峰へ出発!
2日目は北鎌尾根だけじゃ終わりません!
まずは中岳へ。
<10:19>
中岳登頂。
北鎌尾根と比べると歩きやすすぎてまるで高速道路!
スイスイ進みます!
こういう歩きやすい稜線も久しぶりの感じがします。
これはこれで最高!
<11:04>
南岳を通過し南岳小屋に到着!
飲食のメニューがカレーなどおいしそうで、外でものんびりできて良い小屋でした!
装備を整えていざ大キレット!
今から歩く稜線が見えます。
一度ガツンと下ってから北穂高岳まで登り返します。
普段の縦走路でこのアップダウンは結構嫌だけど、大キレットって言われればなんだか気にならないですね笑
ここを越えれば2日目の行動も終了!頑張ります!
岐阜側は切れ落ちているのですが、長野側はカールが綺麗で、なんだかそのまま下っていけそうな感じ。
落ちたらやばいことにはなりそうですが笑
<12:19>
最低鞍部まで下りました!大キレットで一番低いところです!
ここから見上げると北穂高岳がだいぶ高く見えます。
あそこまで登るのか~
こんな感じのところを通っていきます。
マーキングや鎖がしっかりついているので思ったより歩きやすいです!
さすが一般登山道!親切です。
長谷川ピークあたりが一番高度感あったように感じました!
長谷川さん、こんな所から落ちて良く助かったな~という感じです笑
長谷川ピークあたりはこんな感じで切れ落ちている感じでした!
ここは飛騨泣きらへんだった気がします。
ここで飛騨側に落ちるとほぼ助からないため「飛騨泣き」と名付けられたそうです。
飛騨側へどこから落ちても助からないような気がするんですけどね笑
北穂高岳がだいぶ近づいてきました!
頂上に建っている小屋がかっこいい!
水俣乗越からも北穂高小屋がよく見えました!
<13:40>
大キレットを終え北穂高岳に到着!!
かっこいい山のわりに、標識はなんだかさみしい感じ。
ドーンとしたの作ってあげたらいいのに笑
北穂高小屋のテラスから涸沢カールがよく見え良い景色です!
埼玉から来たおばちゃんとテラスで話していたら、お礼にとビールをおごってもらってしまいました。
なんだか申し訳ないですがありがたくいただきました!
またどこかで会えますように!
もちろんビール目的ではないですよ笑
テラスでのんびりした後は、テント場に戻って夕飯を食べ、明るいうちに就寝しました。
良い朝です!
昨晩は雷雨で風もなかなか強く、テントがバサバサいっていたのですが、全く問題なく安心して眠ることができました。
さすがSamaya!
3日目の最終日は、奥穂高岳に登り、ジャンダルムを通って西穂高岳から上高地に下山します。
今日も岩稜帯続きの1日!楽しむぞ!
<5:33>
まずは北穂高岳南陵付近から今日歩く山々を眺める。
涸沢岳、奥穂高岳、ジャンダルムまで見えます。
穂高連峰の景色ってゴツゴツしててかっこよくてなんだかいいですよね!
あさイチの岩場って身体がまだ起ききってなくて、なんだがいつもより慎重になります。
だんだん起きてくると気にならなくなってくるんですが。
この日の朝、ザイテングラードで滑落があったみたいでヘリで救助されている人がいました。
ネットニュースでも穂高周辺の滑落事故の記事をよく見かけます。
明日は我が身!お互い気を付けましょうー!
<6:42>
涸沢岳を下り、穂高岳山荘に到着!
7時くらいまで休憩して奥穂高岳に向かいます。
しかし穂高岳山荘の石畳すごいですね!
これだけの石を綺麗に敷き詰める労力がすごい!
みんな頑張っている!プロミスいいね!
<7:26>
奥穂高岳到着。
奥穂高岳からの景色最高!360度絶景!
さすが日本3位の高さ!
ジャンダルムがなんだか独特の雰囲気を放っていますね~
ワクワクします!
と言うことで、ジャンダルムが近づいてきました!笑
この写真なんだかめちゃめちゃアドベンチャー感ありますよね!
この感じがきっとジャンダルムが人を寄せ付ける魅力なんじゃないかと思います!
いや~かっこいいですね!
先程の写真側からではなく、裏に回り込む感じで登ります。
見た目よりも難しい登りではなく登りやすかったです!
しかしルート以外のところから登ると結構危険なので間違えないようにしましょう!
雨池さんが間違えて結構怖いところから登っていたのでヒヤヒヤしました。
本人もさすがに痺れたみたいです笑
<8:23>
ジャンダルム登頂!!
なんだかやっとここに立てた気持ちになります!
特に長年立ちたかったわけではないんですが笑
それくらいの感動はあるはずです!
しかし鉄板?の天使かと思いきや、ラミネートされた紙の小さい天使になっていました。
なんだかさみしい感じ。
現在はこの天使も無くなって、普通の標識になってしまったみたいで、これ見れただけ良しとしておきましょう笑
西穂高岳までアップダウンを繰り返しながら下っていきます。
ジャンダルムから西穂高までが結構長い!
ここは逆層スラブと言われる場所みたいです。
ジャンダルムについて調べるとロバの耳など出てくるのですが、いまいちどこら辺か分かりませんでした笑
大キレットのウマノセも渡ってから書いてあって知りました笑
僕もなんか名前つけてみようかな!
ウオノメとかサルの尻とか笑
ここは間ノ岳からの下りですね。
結構急な岩場の下りが出てくるんですが、今回3日間歩いて一番嫌だったのは岩場の下りですね~
下りの方が気をつかうし、下りの方が事故が多い理由がわかります。
<11:20>
そんなこんなで西穂高岳山頂に到着!
ここからの下りは結構歩きやすく、サクサク西穂高山荘に下りていきます。
ここから人が増えてきて、独標からがだいぶ多かったですね!
独標まで行く人が多いのかな?
<12:40>
西穂高山荘到着!
人の数がすごい!大賑わいでした!
みんなビールやラーメン食べててすごく羨ましい、、、
もう少しで上高地なので、そこまで我慢して上高地でりんごソフト食べるぞ!!
西穂高山荘から上高地までガツンと下ります。
どんどん標高を落としていくので暑い!早く下りたいので汗もどんどんかきます。
これはもう絶対アイス!りんごソフトが呼んでいる!
到着したものの、この大行列。
そして次のバスまでの時間が10分、次のバスはその30分後。
ずっと食べたかったりんごソフトを諦めてバスへ向かいました泣
上高地に下りたとたん、汗臭い登山装備の僕たちはめちゃくちゃアウェーで、なかなか居心地の良いものではありませんでした笑
登山者は上高地に留まらないですしね。
上高地で河童橋あたりからよく見るこの景色も、さっきまであそこにいたんだな~と思うと、いつもと違う気持ちで眺めることができます!
ついさっきまであの稜線を歩いていたのに、下から眺めるとずいぶん前のような気がして不思議です。
これにて槍ヶ岳北鎌尾根+穂高連峰縦走終了!!
三日間岩稜帯続きで、1歩踏み外したら死にそうな場所をずっと歩いてきましたが、終わってみたらそんな道だからこその充実感がすごいです!
今年最初のアルプスでの泊まりの山行でもあり、やっぱり山で過ごす時間はいいな~と思いました!
朝の陽が登って暖かくなっていく空気感や、1日歩いた後にのんびり食べる夕飯はとてもいい時間ですよね!
そんな時間を求めて今年ももっと山に泊まりに行きたいと思います!!
お店で皆さんの思い出など沢山聞かせて下さいね~!
ありがとうございました!!
装備紹介
〇ウェア
ARC’TERYX/イオニア メリノウール アークワード ロゴ ショートスリーブ
ARC’TERYX/ガンマ SL ショーツ 9 インチ
Point6/Extra Light 3/4 Crew
〇シューズ
SCARPA/リベレラン
〇ギア
PETZL/シロッコ
ARC’TERYX/AR-395a ハーネス
〇ザック
blooper backpacks/llew 45
〇テント
Samaya/ALPINIST2 ULTRA