2025.08.07
高天原温泉へ
こんにちは、ダイゴ(ディエゴ)です。
8月に入りましたね。
皆様、お盆(夏期)休暇の山行はお決まりでしょうか。
あと何回、休日と好天がマッチングするか考えていると、あっという間に夏山シーズンが終わりを告げるような気がして。
一回一回の山行を大事にしないとな、、、って下山してから毎回感じる今日この頃。
さて早速ですが、8月4-5日で大学時代の友人と高天原温泉へ行ってきました!
「日本一遠い秘湯」と表現される同温泉。その謳い文句はずっと気になっていました。
今回は同行者ありということで、ルート取りは攻め過ぎずに。
Day1:折立→太郎平→薬師沢小屋→大東新道→高天原山荘(小屋泊)
Day2:高天原山荘→雲ノ平→薬師沢小屋→太郎平→折立
お気付きでしょうか、そう、ピークを踏みません!
ピーク未踏で、行く秘湯。そう、韻は踏んでます!
それではアクセル踏んでスタート!
折立着。ここまでのアプローチは既にややトリッキー。
直前の有峰林道は、ゲートが20:00~6:00の時間帯閉鎖。
且つ、有料。2,000円也。ありがたく支払う。
最初は樹林帯をハイクアップ。
この早い時間帯に下ってくる方が結構見えました。
すれ違い様に交わす挨拶、気持ち良い朝です。
巨木。木々の隙間から漏れる陽の光。爽やかな空気。
彼は大学時代の友人。もう12年の付き合い。
ここ数年は筋トレに傾倒する、マッチョとムチムチのセンターライン。
朝晩ご飯は鶏ムネ肉を差し出せば、喜んで食べるらしい。何ともお財布にやさしい男。
あっという間に、チェックポイントの三角点。
どうやら、この日の早朝に付近で熊が出現したとのこと。
彼らの住処に、僕らがお邪魔している精神。存在を示すように会話しながら歩き始めます。
こんな感じのサーフェスも。
雨上がりは若干やらしいかも。
程なくして、木道へ。
木段の歩幅を強制される感じはいつになっても苦手ですが、歩きやすさに感謝。
背後に有峰湖を背負いながら、標高を稼ぎます。
薬師岳方面。
景色良すぎ、来て良かったーと早くも悦に浸る。
太郎平。
何かめっちゃ笑顔な僕。そして相変わらず標識ばりの棒状体型。もはや色も一緒では。
ここは広々していて、賑わっていました!
太郎平小屋。
稜線上の山小屋って、テンション上がります。
青空、緑、赤い屋根、彩りが良いからでしょうね。この写真も夏を切り取った感じで好きです。
ここからは薬師沢へ下り。
稼いだ標高を削いでしまう感覚。
手放しに下りを楽しめない自分を責めながら、歩きます。
途中、いくつか設置された橋。
沢水で繰り返しクールダウン。魚影も確認。
薬師沢小屋。
無料の水場をありがたく利用して、身体に潤いを。
ここから大東新道を経て、高天原峠へ舵を切ります。
綺麗な薬師沢。
橋が苦手な方は少し怖いかも、慎重に。
「原」の字のクセ。ちょっと無理がある気もするような。
かわいいから許します。かわいいって得ですね。
こんなところも。アドベンチャー感が好きです。
この後、B沢出合に到着。高天原峠まではCT約3時間。
沢を何本か跨ぎながら進むのですが、いちいち下って、いちいち直登。
やや斜度のキツい直登なので、バディーの顔色も見る見るうちに険悪に笑。
伝わり辛いと思いますが、まぁまぁな斜度。
もはや道なのか、崩落の跡なのか分からぬ雰囲気。
僕も元気のなくなるバディーのメンタルコーチを務めつつ、何とか峠へ。
持っていたお菓子を分けて、機嫌を宥め、励まします。
ここからは山荘へ下り基調。重力にも身を任せて進むと、、、
水晶岳方面の見事な景色!!
北アルプス!って感じの夏景色に暫し見とれます。
反対方向は湿原のような平野。
ここまで頑張ったウィニングロード。
ようやく高天原山荘!
小屋泊(素泊り)の手続きを済ませて、一旦外ベンチで休息。
小屋の夕飯の時間を狙って、いざ秘湯へ!
山荘から意外と歩くこと10分程度、「からまつの湯」に到着!
沢沿いの露天、男性・女性それぞれ専用風呂の計3つがあります。
各性別専用風呂には壁が設けられているため、欲を言えば開放感のある露天へ入りたかったですが、先客がいらっしゃったので専用風呂へ。
それはそれは「さいっっっこう」でした!
恐らく「the best bath of my life」です!
ちょっと禍々しい。硫黄の影響でしょうか。
入浴後は汗をかかない程度のペースで小屋へ帰還。汗しっかりかきましたけどね。
お待ちかねのビールっ!
背後にすごい眼力でこちらを見る奴が。ボケていても分かる暑苦しさ。何もかもビールで流し込みます。
山、温泉、ビール、、、BBCやMSNばりの最高のトリデンテ。
西日が差し、メローな時間に。この時間が山に泊まる醍醐味。
ビールで気分も心地も良くなり、溶けるような柔らかい時間。
素泊りの僕らの夕飯は、無印良品のパスタ!写真は「ナポリ風ジェノベーゼ」。
もう1フレーバーの「グリルいわしと3種のハーブ」が美味すぎました!これはリピ確!
テント泊装備では乾燥食品中心に持っていきますが、日帰りや小屋泊で重量がシビアに影響しない時には、積極的に下界の味重視の食べ物を持って行きます!
オシャレな味もいいけど、疲れた山行時にはガツンとパンチのあるモノが食べたい!と、我が同期コバさんが言っていました!
高天原山荘は「らんぷの宿」とも。こういう古道具は大好物な筆者。
灯りに誘われ、秒で夢の中へ。
Day2。
この日は雲ノ平を経由して下山の計画。
写真の水滴は朝露、、、かと思いきや雨なのです。
寝ぼけた体で梯子も超えた先には、、、
絶品のガス景色!
結論から言うと、雲ノ平エリアは惨敗でした。
この後、雨に降られ風に吹かれ、カメラの出番なかれ。
ってことで、場面をすっ飛ばします。
こちらは太郎平小屋まで帰還したところ。
友人は体力も底を付きそうなタイミングでカレーを秒で平らげていました。
彼曰く、これがなかったら下山できなかったようです。そんな偉大な一品。
これが山行ラストの写真。ってことで現場からは以上とのこと。
以下おまけ。
富山のご当地回転寿司「きときと寿司」。
kitoの2乗。高すぎずに美味すぎる店。
富山ブラック「麵屋いろは」。
ラーメンショー的なので何度も賞を取っている様です。
他にも寄り道して帰路へ。
大満足の夏休み風な旅でした!
それでは、またの機会に!