2025.08.20
真教寺尾根より本沢温泉へ
こんにちは、ダイゴ(ディエゴ)です。
お盆休暇は前半戦が悪天だったようで、主要な登山道も崩落等の知らせがチラホラ。
また本州・北海道問わず熊による被害も散見され、閉鎖を余儀なくされる地も。
そんなお盆期間の営業を経た直後、8月18-19日に八ヶ岳へテント泊へ行って参りました。
行程は下記の通り。
・Day0:名古屋駅→特急しなの→松本駅
・Day1:松本駅→清里駅→真教寺尾根→赤岳→横岳→硫黄岳→本沢温泉
・Day2:本沢温泉→白砂新道→東天狗岳→オーレン小屋(日帰り3人組と合流)→硫黄岳→山びこ荘→桜平
時は、8月17日(日)の19時40分。
丁度、お盆休暇を終えようとしている皆様が絶望感に浸っている頃。
こちらは数十分前に仕事を終えて、JR名古屋駅のホームで“特急しなの”に乗り込んだところ。
この日は人生初の「漫画喫茶に泊まる」という一大イベントを控える。
そもそも漫画喫茶なのか、インターネットカフェなのかも、右も左も、手取り足取りも分からない。
期待と不安はビールの喉越しにて流す。これに限る。
松本駅着。
22時前。お盆最終日の筈だが、現実に抗う人で賑わう。
ここは眠らない街なのか、日を跨いでも営業している店が多い気がする。
中には、朝5時までやっている中華屋さんも。
味噌ラーメンとチャーハンでお腹を満たす。
初体験の場へ到着。
天井こそなく音が筒抜けだが壁に囲われた半個室(?)が本日の寝床。
ちなみに、わざわざドリンクバーの目の前という夜通し足音の耐えない好立地へ案内される。
お陰様で寝れない時間が続く、、、やっとの想いで夢の中へ。
Day1。
6時17分。
あまり目にしない炭酸で目を覚まそうと試みるも眠い。
どうやら深く眠れなかったようだ、そして期待した分、ドリンクの味も微妙。
この期待は数日前に飲んだ果物屋さんのフレッシュな100%のキウイジュースと比較しようとする僕が悪い。
眠気に打ち勝ち、JR清里駅着。
コンビニで最終準備を整え、いざロード区間へ。
美し森山区間。舞台はロードから整備された木道へ。
南アルプスを多分南西の方向に望みながら、進む。
この辺りから眠気が覚め、やる気に漲る。
ここから羽衣池までは綺麗に整備された道。
整備された道こそ歩幅が一定に半強要されるので、リズムよく足を捌く。
やがて笹深地帯へ。
足元が覆われ見えない為、慎重に。足裏感覚を大事に。
すると、どこからともなく人の声が聞こえ始める。てっきり先行者がいるかと思ったが、、、
!!!
忘れていた、、、ここは賽の河原手前でサンメドウズ清里のリフトと合流する地。
前方から漏れていた声は、息も切らすことなく辿り着いた観光者たち。
ここはカフェやらスイーツやら、展望デッキにはソファ席まであるハイカラで怪しからん地。
既に汗ダクのアラサーソロ男子が立ち入ることは許されない。見て見ぬふりして、スルーするが吉。
賽の河原から赤岳を望む。
頂上山荘も展望荘も視界に捉える。
近いようで遠い。短いようで長い。踵を返して、ソファ席で寝たいようで寝たくない。
にしても、八ヶ岳の森は美しい。
この山域は岩々しい荒々しさと美しい森が共存しているから、好き。
牛首山に着。
あまり響きの良くないネーミングなので、止まることなく進むこととする。
やがてバリエーションルート“天狗尾根”の大天狗・小天狗が見え始め、サーフェスも荒々しさを増す。
携行したヘルメットを装着し、岩の突っかかりや鎖を手にする。
慎重に登れば、個人的主観では問題ない。
先程の面に比べれば、突っかかりが少ない。
時に岩に、時に鎖に、その場で最も信用する箇所へ手をかけ着実に登っていく。
気付けば、天狗を完全に見下ろす標高に。
奥の権現岳も良い感じ。さぁ、あと少し。
真教寺尾根の最終局面。
肉眼では稜線との分岐の標識も捉えて、いよいよな感じ。
安堵と同時に、気を緩めぬよう両頬を叩き再度スイッチを入れる。
もう少し!ファイト一発!
(今の20代前半の子とかは某KコスギさんのCMとか知っているのかな)
稜線出たーーーーっ!
視界を遮られていた西側の景色もバコーーンと開ける。気持ちいい。風を感じる。
写真は阿弥陀岳。姿が好きなんですよね。登頂時はガスガスの想い出しかないのに。
程なくして、赤岳山頂へ。
頂上山荘よ、いつも思うけど凄いところに建っているな、、、。
たくさん布団が干してある。本日お泊まりの方はフカフカ確定。
山頂より眼下に展望荘、目前に横岳。
赤岳には人こそ多くはないが何か落ち着かず、展望荘へ向かう。
コカコーラ公式画像だろってくらいのロケーション。
撮影を待たずして、一口飲んでしまい嵩が減っているのがリアル。
北ア方面。
僕曰く、登るよりも望むが好しとされる槍ヶ岳もしっかり見えています。
この時間はガスもかかっていないので、現地民は満喫中かしら、、、。
赤岳って格好良いですよね。画になる佇まい。
時間にも余裕が生じているので、絶景を眺めて、長めの休憩。
ってか、頂上山荘よ、凄いところに建っているな、、、(2回目)。
横岳へ向かう道中でもパシャリ。
道筋がクッキリ。浪漫を感じます。
相変わらず、頂上山荘は凄いところに建っています(3回目)。
横岳より硫黄岳方面。
左の最奥に蓼科山。本当に天気が良い。日頃の行いに尽きる。
この日の大同心には人影が。とんでもない特等席。
頑張った者のみ立ち入れる、VIPシート。お疲れ様です!
硫黄岳に着。
唐突もなく、バックパックを撮影。
【TRAIL BUM BUMMER SPECTRA】に【Black Diamond VAPOR】を外付け。
テント泊装備を携行しても容量にはまだ余裕がある。シンプルさこそ正義と言わんばかりのパック。
硫黄岳より天狗岳の双耳峰を望む。
眼下の山びこ荘に本沢温泉への分岐がある。
爆裂火口、上から見るか、下から見るか。
個人的には後者。海外感、異星感が漂う。尚、海外も異星も行ったことはない。
硫黄岳から夏沢峠まではザレた感じ。
山びこ荘から本沢温泉までは、写真みたいに歩きやすいトレイル。
本日の目的地「本沢温泉」。
看板の字体が渋くて良い雰囲気。
テント泊費、入浴費を支払う。
ちなみに宿泊者は日帰り入浴扱いなので、夕と朝の両方は入れないらしい。
本日のお宿を設営して、ご満悦の僕。
小屋より1ー2分下ったところ、水場も近くて、整地もされている。
稜線のテント場も良いけど、樹林帯の木々に守られている安心感も良い。結果、どこでも良い気持ち。
さぁ、お待ちかねの野天!「雲上の湯」!
テン場、小屋から8-10分くらい歩いた気がする。
ロケーション最高!貸し切り!
僕は身ぐるみを脱ぎ捨て、ありのままを曝け出す姿になり準備OK。
いざ、入浴!!、、、あちぃぃぃぃぃ!
最初は嘘かと思った、身体がビックリしているだけで徐々に慣れると思った。
ただ次第にそれは嘘ではなく、シンプルに熱湯ということを思い知らされた。
結果、浸かった時間は頑張って30秒。あとは、掛湯状態で全身を洗った。
日による温度差があるのだろうか、ちなみに僕が熱さに弱い訳ではない。
少し上に走るトレイルから、僕の野生形態を見られた気もして覚える羞恥心。足早にテン場へと戻った。
本日テン場には、僕を入れて3組。
静かな空間で、珈琲、ドライ納豆、ビール、そして夕飯のカレーをゆっくり食す。
本日のカレーはKALDIで買った「パラックパニール ~ほうれん草とフレッシュチーズのカレー~」。
当たり前に美味い、やはり上空で食べる下界メシは美味さが何倍にも膨れ上がる。
次第に雷鳴が聞こえ始める、幸い雨は降らずに眠りにつく。Day1終了。
Day2の始まり。
テントから顔を出して3秒で、今日も良い日だと直感的に感じる。
さらにテンションがブチ上がるのは、テントが結露していない。
一人暮らしの賃貸物件でテントを乾かす煩わしさは分かる人には良く分かる筈。
今日は9時から9時半を目途にオーレン小屋で、日帰り組と合流予定。
行程的にも急ぐ必要はなく、清々しい朝を肴に、珈琲と豚汁を飲む。
何ともアンマッチな朝食にお腹をタプタプにしながら、いざ白砂新道へ。
「全日本“小学生にキノコを描かせたらこうなる”選手権2025」の準優勝作品と出会う。自然による造形美。
この日も身体の動きは良く、1時間も経たずに稜線へ合流。
東天狗岳直下地点。
ここで電波が繋がり、日帰り組のN氏が数十分お寝坊との速報を受信。
個人の尊厳もあるので明言は控えるが、二度寝をかますとは大柄ヒゲN氏らしさを感じる。
東天狗から南方を望む。
稜線を越え、聳え立つ赤岳はやはり圧倒的な存在感。
しつこいかもしれないが、今日も頂上山荘は凄い場所に建っていて安堵。
稜線の道筋フェチの僕はぶっ刺さる1枚。
東天狗山頂は人で大変賑わっていたため、滞在時間1分。
ここからゆったりペースでオーレン小屋に。
無事に合流。
写真は硫黄岳直下の稜線に出た地点。
メンバーはお馴染みCORE店長コバさん、最近身体の誇大化が止まらないお寝坊N氏、MOOSEオンラインの中枢を担う最年少の松山君。
高所登山デビューとなる松山君の足の白さと細さ。
N氏のソックスの丈感と下半身のムッチリ具合、背中の逞しさ。
日帰り時はいつもペットボトルのままショルダーポケットに携行するのがコバ流。
ポーズがダサいのはMOOSEの十八番にして伝統芸。今日も良い塩梅のダサさが光る。
冷凍チャーハン、プルコギというラグい山ランチ。
静かさを楽しむソロの時間とは違う、パーティー登山の賑やかさ。
ワイワイと楽しい時間はあっという間。
スムーズに桜平まで下山して、山行終了。
2日間好天に恵まれた僕個人としては勿論、
初高所登山となった松山君の白い足も見事に真っ赤に焼けたことが、日帰り組の満足さも伺わせるナイスな山行。
下山後は「ジェラテリア ピッコ」でスイーツを。リピ確の絶品ジェラート。
ご当地スーパー“ツルヤ”では常念岳帰りのBOSS啓介さんとノブさんとエンカウント!
名古屋帰還後にサクッと一杯極めて、試合終了。最高でした!
今回は仕事終わりに直接移動を開始したので、仕事時・移動時・満喫就寝時・テン場での就寝時・2日目の終日と3日間に渡り、【ARC’TERYX Ionia SS Crew】を着用。
1日目の行動時は駅スタートであり滝汗が予測されたので【ARC’TERYX Cormac Tank】を着用。
終始、不快感なく過ごせたのでベースレイヤーのセレクトもバッチリ。
皆様もくれぐれも気を付けて残りの夏山楽しみましょう!
それでは、また!