2026.01.10
ARC’TERYX Rush Jacket & Cormac Heavy Weight レビュー
こんにちは〜お久しぶりです。
スタッフ、カイトです。
いきなり自分のことで恐縮ですが、昨シーズンに引き続き、ニセコにスキー修行に来ています。今季からムースでの取り扱いスタートしたTesma skiを制作する高梨穣さんのお店、Toyruの店頭に立ちながら、毎朝滑り、ご飯を沢山食べ、寝る。去年と同じ、とてもシンプルで幸せな日常を送っています。

早朝のイワオヌプリ

Toyru 前にて、朝の風景
そしてこのスキーライフのために今季はシェルジャケットを新調。選んだのはMOOSE本店、並びに名古屋駅のCOREで取り扱いのあるARC’TERYX [RUSH JACKET]。そしてベースレイヤーに同じくARC’TERYXの[CORMAC HEAVY WEIGHT HOODY]も導入。
シーズンインから三か月近く経っていしまいましたが、ガシガシ着用したので、それらのレビューをさせていただきます。
[Rush Jacket] 
昨今、様々なブランドのGORE-TEX製品が徐々にPFAS Freeのメンブレンに変わってきているのはご存知でしょうか。今季からRush Jacketでもそちらが採用されています。
これまではGORE-TEXに限らず、スキーワックスなど、撥水性をもたせるものには、有機フッ素化合物という自然環境の中で分解されにくく、僕ら人類を含む生物への発がん等の健康リスクや、地下水の汚染リスクなどがあるものが多く使われていました。そしてこの新しいメンブレンはそのフッ素を含まないものとなっています。
今回、シェルを新調するにあたり、年間を通して自然の中に身を置き、遊ぶ人間の一人として、罪悪感を抱えず自然にしっかりと向き合うためにもPFAS Freeを選択することは当然のことでした。

新しいGORE-TEX PRO
そして新しいメンブレンの副産物として、そのしなやかさが挙げられます。とくにこのジャケットはARC’TERYX製品の素晴らしいカッティングやシームリングと相まって、着ていて本当にストレスがありません。それでいて表面の生地自体は薄いわけではなく、しっかりとした耐久性があるので、長時間&長期間着用を続ける自分としてはかなり嬉しいポイントです。(生地の耐久性はシーズン序盤のなかなか埋まらない笹ヤブや立ち木に突っ込んだりと身を持って実証済み…笑)

笹スキーはいつ足が引っ掛かるかドキドキ…
またこのジャケットは、過度な機能や装飾のないシンプルな作りとなっています。つけ外しができるパウダーガードや細かく分かれた収納等はありません。それらは便利ではありますが、慣れていけばいくほど、持て余すこともあるのではないでしょうか。バックカントリーの際は必ず背負うバックパック。そのウエストベルトがあればパウダーガードは要らないはず。そしてビブと併用する自分はパックがなくても、ニセコの深雪でもあまり必要性を感じません。

パウダー風呂!
ジャケットの主な構造としては、必要十分な使いやすいポケットが7箇所ついています。ハーネス等に干渉せず、スマホやトランシーバー等が入るサイズ感の胸ポケットが今季からは左右2つ。ハンドウォーマーポケットが左右に2つ。内側にグローブやシール等を入れることのできるサイズのポケットが左右2つ。その内側のポケットの左手側のみジッパー付きの小部屋があります。そして大きいゲレンデでは必需品、左肩にICパス入れがつきます。

自分は左右の胸ポケットにスマホとゴーグルサック等を入れています。BCではビーコンとの干渉を避けるためスマホはパンツポケットへ

グローブやゴーグルが入る大きめの内ポケットが左右に
フードの構造も立体的でヘルメットとの併用もストレスがありません。ただ慣れはあるかと思いますが、フードを絞るコードやロックがグローブをしていると掴みにくく、たびたびグローブを取っています。グローブで細かな作業は不器用な自分には難しいので、Rushに限った話ではないのですが、なかなか慣れません。

袖は広すぎず狭すぎずといった感じで、袖のベルクロも比較的小さめですが、こちらは特に操作性に不都合はありません。むしろ袖口付近はスッキリしていた方が、上から被せるグローブとも干渉しにくいので、こちらのほうがありがたいです。ただ自分は袖口オーバーグローブを好んで使うのでそれで良いのですが、袖口にインするタイプですと特別広い袖でもないため相性が悪いグローブもあるかもしれません。
ULハイキングをかじった身として、このシンプルな作りはフィールドで直感的に使うことができ、性分に合っていると感じます。またバックカントリー用のジャケットという本来の機能美を追求した姿は、一つのアウトドアギアとして、とても美しいです。
今後も色々な山に連れ出したい、僕の冬の一張羅となりました!

[Cormac Heavy Weight Hoody]

カラーPhantasm、とても良い色です!
店頭でお会いしたことのある方はご存知かと思いますが、僕はガチムチムチ系男子です。一般的なガチムチ属より”やや”ムチムチ寄りです。なのでオールシーズン滝汗をかいています。夏の滝汗は慣れっこですし、もちろんレイヤリングでカバーはしますが、ある程度は仕方のないものと考えています。しかしこれが冬となると途端にシビアに…暑い↔寒いの振り幅が広すぎて、整うどころか、かなりHPを削られます。
そんな問題を解決するべく導入したこの製品。
極寒の地、北海道でも普通に顔汗まででる男との相性はいかに…

結果、汗の吸収と分散にとても優れていて、冬のベースレイヤーの正解に出会えた気分です。肌への汗の戻りがとにかく少なく、パックを背負う背中への不快感もなく、登りから滑りへのトランジションの際の汗冷えがかなり軽減しました。また縫製の肌当たりの良さ等、その快適さに感動を覚えました。
またビーニー等の冬用ハットでは暑すぎる僕は、BCでも登りでメッシュキャップを着用することが多いのですが、それだと耳や頬などが寒いという問題も、フードによってカバー。
サムホールのフィット感も抜群です。

最終的には暑くなってフードも脱ぐことにはなりますが、バラクラバやビーニーと比べ、体温変化にすぐに合わせやすいシステムが構築できたので、ベースレイヤーにフーディーという選択もバッチリハマりました。
そしてこれで春BCの日焼けも軽減されるはず…
ウールと比較した際の匂い問題等、今後も行程が長いBCで試していければと思います!
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スキーシーズンも折り返しのタイミングでのレビューとなってしまいましたが、ぜひMOOSE本店またはCOREの店頭にて、これらの商品をお手にとって見ていただけたらと思います!(僕はいませんが)
またニセコ情報や去年から始めたテレマーク奮闘記など、随時発信していこうと思うので引き続きよろしくお願いします!
ニセコでのスキーやtesma skiが気になる方は機会がありましたら、試乗も出来るので、Toyruにも遊びにきていただけたら幸いです。
以上、北の国から、カイトでした。
